Point.1
木は、伐採され、形を変え、
家になってもまだ、生きています。
青々とした森林の中ですくすく丈夫に育った立派な木。その木は、家の一部となってもまだ、生きています。
近年では安価な輸入材が増え、家づくりに多く用いられるようになりました。
輸入材を用いることが悪いことだとは言いません。
しかし事実として外国で育った木は日本の高温多湿な風土に慣れることが出来ず、家に用いると割れたり反ったりして家の形を変えてしまいます。
木がまだ、生きているが故に、日本の風土に適合できないのです。
家を建てる場合、
その地域の気候で育った木を用いることが、
家にも住む人にとっても一番良いこと。
だから丸太ん坊は、
道産材、国産材にこだわって
家づくりを行います。
- 道南杉 -
杉は湿度調整に優れた木。
中でも道南杉は弾力性、粘りが強く、断熱効果の高い木材で、北海道の寒い冬を快適に過ごすには必要不可欠な素材です。
また、乾燥や加湿に強く、比較的腐りにくく狂いにくいという点でも長持ちする家づくりにもってこい。
このように素晴らしい木材が地元であまり使われず、本州方面に多く出荷されているという事実があります。
地元の工務店としてはやはり、この素晴らしい素材を用いて家づくりを行っていきたいと思っています。
Point.2
多くの工務店やハウスメーカーが主流となって使う
集成材の普及
集成材とは、こちらの写真のように、材料となっている挽き割った板材を集成し、接着剤で貼り合わせたものです。
反りやねじれが起きにくいため寸法が狂わず、扱いやすいとされています。
そのため、クレームが起きにくく、ハウスメーカー等では基本的にこの集成材を用いて家づくりを行っています。
しかし、先程も申し上げましたように、木は姿形が家の一部となってもまだ、生きています。
集成材は確かに扱いやすいのですが、無垢材が反ったり縮んだり隙間ができたりするのは生きている証拠で、生きているからこそ、湿気を吸ったり吐いたりすることができ、その中で過ごす人にとって快適な空間を作ることができるのです。
ビニールクロスを使わないというこだわり
ここまで自然素材、無垢材にこだわってきたのに、ビニールクロスで蓋をしてしまったら本末転倒です。
丸太ん坊では海藻土(ダイアトーマス)という調湿・透過性に優れた室内の空気環境を整える塗り壁材を使用しています。
海藻土(ダイアトーマス)は国土交通省大臣認定を受けたノンホルムアルデヒド材です。