少しずつ寒さがゆるみ、春の気配が近づいてくる3月。
桜の季節を前に、暮らしの中にも小さな変化が増えてくる時期です。
そんな3月には、知っているとちょっと面白い雑学がいくつもあります。
まず3月は、暦の上では春の真ん中にあたります。春といえば4月の印象が強いですが、二十四節気では立春から春が始まっているため、3月はすでに「春本番」へ向かう月なのです。
3月の行事といえば「ひな祭り」。女の子の成長を祝う日として知られていますが、もともとは季節の変わり目に身を清めるための行事が起源とされています。
紙の人形に厄を移して川に流す風習が、今のひな人形を飾る形へと変化していきました。
また、3月には「春分の日」があります。昼と夜の長さがほぼ同じになる日で、ここから本格的に昼の時間が長くなっていきます。
自然のリズムが切り替わる節目として、昔から大切にされてきました。
そして3月は卒業や引っ越しなど、「別れ」と「始まり」が重なる季節でもあります。
年度の区切りがある日本では、昔から3月が節目の月として特別な意味を持ってきました。
さらに、3月は春の味覚が少しずつ増えてくる時期でもあります。
菜の花や春キャベツ、新じゃがなど、冬の食材とは違ったやわらかい味わいが食卓に並び始めます。
「旬のものを食べると季節を感じる」と言われるのは、こうした自然の変化が体にも心にも影響を与えるからかもしれません。
また、3月は気温差が大きい月でもあります。暖かい日が増える一方で、急に冷え込む日もあり、昔から「三寒四温」という言葉で表されてきました。
寒い日と暖かい日を繰り返しながら、本格的な春へ近づいていく様子は、まさに季節の移り変わりそのものです。
桜が咲く少し前のこの時期は、つぼみがふくらみ始める準備の時間。
忙しさの中にも春の兆しを見つけながら過ごすと、季節の移り変わりがより豊かに感じられるかもしれません。






