家を建てる、買う、いずれの場合も近年は土地や建築資材が高騰しているので、コロナ前と比較するとかなり割高になっています。東京23区内では、新築マンションの平均価格が初の1億円超えとのことです。
皆さんこの価格、買えますか?かなり勇気が必要ですよね。
では自分の家を持つのはあきらめて、賃貸で我慢しますか?
それも一つの手ではありますが、やはり子育てや老後(高齢者、特に独身の高齢者が賃貸を借りるのは容易ではありません)を考えると、自分の家を持っておきたいと考えるのが順当ですよね。
そこで、割安になっている中古住宅を購入するという手段をご紹介したいと思います。
中古住宅といえども駅近で利便性の高いマンションなどは、需要が高いので価格は高止まりしています。ただ、地方都市の郊外の中古一戸建てであれば、築年数や建物の劣化具合にもよりますが、割安な物件がないわけではありません。
地方都市であれば、子ども世帯は都心に出て居を構え、誰も住まなくなった親の実家が残っていて処分に困っているという事例は山ほどあります。
ただ、それを購入してリフォームやリノベーションをして住むにも、物件の痛み具合などは建築のプロじゃないと判定するのは難しいですね。既存住宅の状態を判定する制度でインスペクションというものがありますが、これも国家資格ではないので、活用する場合は注意が必要です。
やはり地元の工務店で、新築やリフォームを日常的にやっているところに相談するのが最善策ではないでしょうか?
その際に必ず確認したいのは、基礎の状態、建物の構造耐力上主要な部分、雨漏り、断熱の状態です。この先何十年か住み続けるのであれば、これらはとても重要なポイントになります。
計画の際、物件の購入費用や内装費にプラスして、これらの改修の費用も含めておかないと、先々大変な思いをすることになりますので、注意して進めてくださいね(^_^)。