家づくりを考えるとき、「ゾーニング」という用語を目にされたことはありませんか?
ゾーニングとは、住宅の間取りをはじめとする建築計画において、類似した性格の空間をまとめて計画していく行為のこと。
専門用語ですが、皆さんが間取りを考える時は、その前段階として自然にゾーニングをしています。
最近では、整理収納に関する用語として、知る方も多いのではないでしょうか。
住まい全体の大まかな配置を考えるうえで、いくつかのポイントをあげてみましょう。
まずは、敷地全体のゾーニングから始めます。
敷地の中での建物の位置はどこが良いでしょうか?
建物を考えてから、それを敷地の中心に置くのではなく、最初から道路や庭とのつながりを考えましょう。
道路とのつながりから考えていくのは、玄関やカーポートの位置です。
そのほか敷地内に主庭や、エアコンの室外機置場なども必要です。
そうすると日当たりや眺望を考えて、リビングやダイニングの位置の見当がついてきます。
家族全員が共用するリビングや、ダイニングとそれにつながるキッチンをメインのスペースとして見当をつけると、それにつながる水回りや通路が決まってきます。
「住まいのイメージづくり」ができていれば、自分たちがどんな暮らし方をしたいのか、そのためにはどこにどんなスペースがあればいいのか分かり、ゾーニングもしやすくなるでしょう。