どぉでもいい雑学の時間。-「食欲の秋」に科学的根拠はあるのか? –

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今年の夏は暑過ぎて食欲もなく、実は毎日素麺や冷奴ばかり食べていたんです。

するとおかげさまで少し痩せました(笑)。

 

ところが10月ともなれば、いよいよ「食欲の秋」が全開するのでしょうか?考えただけでも恐ろしいです。
皆さんはどうですか?

 

そもそも「食欲の秋」に科学的根拠はあるのでしょうか?調べてみました。
その由来はいくつかあるそうです。

 

9月に米不足でスーパーの売り場からお米が消えて大騒ぎになりましたね。

その時に言われたのは、「もうすぐ新米が出始めるので、皆さん落ち着いて行動して下さい」と。

確かにツヤツヤとした炊きたての新米から昇る湯気を想像するとお腹が空いてきます。

 

つまり秋になると、私達日本人が主食とするお米をはじめ、野菜や果物などの様々な食材が旬を迎えるからという説です。経験則から秋=食とインプットされているからでしょうね。

 

2つ目は、夏に落ちた食欲が気侯とともに戻るため、食欲が増したように感じることです。

これは働きが落ちていた胃腸が復活すると考えれば、正しい説なのかもしれません。

 

3つ目はやがてやってくる寒い冬を乗り切るために栄養を蓄えようと食欲が増すという説。

でもこれは、私達は冬眠する熊ではないので、どうなのでしょうか?疑わしい気がします。

 

では、科学的にはどうなのでしょうか?
実は、秋にはセロトニンの分泌量が減少し、基礎代謝があがるかららしいのです。

 

セロトニンは精神の安定を保つ働きがあり、満腹中枢を刺激して食欲を抑える神経伝達物質です。

日照時間が短くなる秋にはセロトニンの分泌量が減るため、食欲が増すと言われています。

 

また、気温が下がる秋には体温を維持するために生命活動を維持する「基礎代謝」がアップします。
基礎代謝がアップするとエネルギーの消費量が増えるので、その分を補うため食欲が増すのです。

 

このように「食欲の秋」にはちゃんと科学的な根拠もあったのですね。皆さん、食べ過ぎには注意しましょうね(^_^)