読書をするのは何のため?それは他人の声を聞くため!?

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11月ですね。今年も残すところあと2ヶ月。本当に早いです。

 

今年はあまりにも暑い日が多く、暑い暑いと言っていたのが昨日のことのようですが、10月中旬から一気に気温も下がりグッと秋めいてきました。寒暖差が大きいので風邪などひかないようお気をつけくださいね。では、今月も張り切っていきましょう!

 

さて、秋はよく読書の秋と言われますが、先日テレビを見ていたら1ヶ月に1冊も本を読まない大人は6割強になっていると言っていました。

 

確かに私も最近とんと本を読まなくなったなぁと思いました。
以前は仕事帰りにふらりと本屋さんに立ち寄って、気になるタイトルの本があれば手に取ってみたりしていましたが、そもそもその本屋さんが激減して立ち寄ることが全くなくなっていることに気づきました。

 

こういうと「本を読まなくなったのを本屋のせいにするな!amazonで買えばいいじゃないか」と言われそうですが、目的がなければわざわざamazonを開くこともありませんものね。ふらりと寄ってみるのがいいんですよねぇ(笑)。

 

そんな中、とある本がベストセラーになったそうです。
そのタイトルがまさに「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」。痛いところをついてきますよねぇ。

 

実は全国学校図書館協議会が毎年行っている「学校読書調査」によると、1ヶ月に読んだ本の冊数は全国の小学4年生から6年生で10年前と比較すると2冊余り増えているそうで12.6冊。同様に中学生は1冊余り増えていて5.5冊だそうです。

 

この調査結果だと、なんと今の時代、子どもの読書量は増えているのですね。ちなみに高校生は1.9冊で10年前とほぼ横ばいだそうです。

大人になると本を読まなくなる傾向が少し出ているのでしょうか?

 

気になるのはその理由です。
最大の理由はスマホなどの情報機器の普及と充実により、それらを読むだけで時間を取られるからというもので44%。2番目は仕事や勉強が忙しくて読む時間がないで39%だそうです。

 

皆さんはいかがですか?なんとなく言い訳臭く感じるのは私だけでしょうか?
先程ご紹介した書籍の著者である三宅香帆さんによると、「読書で得られるような自分に関係ない情報を『ノイズ』と感じてしまう社会になっている」からと指摘されているそうです。

 

確かにスマホをはじめとするインターネットの世界では、ある記事をひとつ読むと読者の傾向や好みを先読みして次々と関連する同じような記事が出てきますよね。するとそれ以外の情報は「ノイズ」と感じてしまうのかもしれません。

 

また、仕事を終えて余暇の時間であったとしても、スキルアップや転職のために情報収集をしなければならず、更には他人の言動が気になって、みんなが焦って時間をうまく使いたいという社会になっているのかもしれません。

 

でも、三宅さん曰く、「読書とは他人の声を聞くことだと思う」と言われています。他人の声を聞くことは、私も生きていくうえでとても大切なことだと思います。

 

ちょうどいいきっかけになったので、仕事帰りにカフェにでも寄って、強制的に1時間本を読むようにしようと思いました。
皆さんも是非、読書を通じて「他人の声を聞いて」取り入れて見てくださいね!