早いものでもう5月間近。新緑が目に鮮やかな、すがすがしい季節となりますね。寒くもなく、暑くもなく、梅雨入りの前のつかの間の気持ちのいい季節。一年で一番好きな季節なので、張り切って過ごしていきたいと思います\(^o^)/
さて、先月のブログでは5月病とその予防法について書きましたが、新人の皆さん、元気よく過ごせていますでしょうか?
仕事や学校などの新しい環境にも慣れ、少し気も緩む時期になると思いますので、今回はそんな時に気をつけていただきたいことを書いてみようと思います。
皆さん、「ハインリッヒの法則」というのを聞いたことがありますか?
これは、別名、1:29:300の法則とも言われます。「1つの重大事故や大きな失敗の背後には、29の軽微な事故と300の異常が隠されている」ということです。
日常の出来事の中で「あ〜、やっちゃったなぁ」と思うことって結構ありますよね。万が一それが交通事故や労働災害だと自分も大変ですし、他人を傷つけてしまったりするともっと大変です。
起きてしまった重大な事故というものは、実はその前に予兆として起きる軽微な事故を防いでいれば発生しないものであり、軽微な事故はその予兆として起きる「ヒヤリ」とするような事故を防いでいれば発生しないものだということを示した有名な格言なのです。
交通事故を例にとって考えてみましょう。事故を起こしてしまった理由を考えてみると、「携帯を見ていた」「居眠りをしていた」「脇見をしていた」などですね。ではこれらの行動の原因は、「携帯をドライブモードにしていなかった」「昨日夜ふかしをしてしまった」「歩いている人風景が気になった」などです。
いかがですか?交通事故を細かく分析してみると、起こるべくして起きた事故だとわかるのではないでしょうか?
これは日々の仕事や学校などでも同じことが言えます。「あの時、再度見直しさえしていれば」や、「あの時、ちゃんと報告していれば」そのミスや事故は防げたのではないでしょうか?
先日SNSで面白いことを言っている人がいました。「明日やろうは、バカ野郎」です。
面倒なことやいつもやっているルーティーンのようなことは、まだ時間があるし後でやればいいやとか、慣れているから間に合うと思いがちですが、それが諸悪の根源。
しっかりと危機意識を持つことと、時間に余裕を持つことが大切なのです。私もこの言葉は、常に自分に言い聞かせて行こうと思いました。
ちょっと説教めいてしまいましたが、何事もなく無事に過ごせるのがいちばん。それが幸福というものだと思います。新しい環境に慣れてきて、日々何気なくしてしまっている行動にほんの少しだけ注意を払い、元気にお過ごしくださいね\(^o^)/