土地の神様へのご挨拶をし、工事の安全や家の繁栄を願って執り行う儀式が地鎮祭です。
地鎮祭は『じちんさい』と読むほかに『とこしずめのまつり』と読むこともあります。
地鎮祭は起工式の前に行う儀式で、大安・先勝・友引などの日に行うのが一般的です。
一般的な地鎮祭の流れは、
修祓(しゅばつ)・・・祭りに先立ち、参列者・お供え物を祓い清める。
降神(こうしん)・・・祭壇に建てた神籬(ひもろぎ)に、その土地の神・地域の氏神を迎える。
献饌(けんせん)・・・神に祭壇のお供え物を召し上がっていただく。酒と水の蓋を取る。
祝詞奏上(のりとそうじょう)・・・建物を建てることを神に告げ、工事の安全を祈る旨の祝詞を奏上する。
四方祓(しほうはらい)・・・土地の四隅をお払いし、清める。
地鎮(じちん)・・・刈初(かりそめ)、穿初(うがちぞめ)、鍬入れ(くわいれ)等を行う。
玉串奉奠(たまぐしほうてん)・・・神前に玉串(榊に紙垂(しで)を付けたもの)を奉り拝礼する。
撤饌(てっせん)・・・酒と水の蓋を閉じお供え物を下げる。
昇神(しょうしん)・・・神籬に降りていた神をもとの御座所に送る。
神酒拝戴(しんしゅはいたい)・・・御神酒をいただく。
以上です。馴染みのない言葉ばかりですね。
人の生活の基盤にあるのは家。そして、大事な家族を守る家を支えてくれるのは土地です。
そう考えると、家づくりにおいて地鎮祭というのは、大切な儀式ではないでしょうか?と思います。