少し前に話題になりましたが、皆さん覚えていますか?
7月からいよいよ新しい紙幣が発行、流通されます。2004年以来ですから20年ぶりのことになります。
では問題です。一万円、五千円、千円、それぞれに印刷される肖像画は誰でしょうか?全部答えられましたか?
一万円札は渋沢栄一、五千円札は津田梅子、千円札は北里柴三郎ですね。
では三人はどんな人で、どんな功績があった人なのか、子供さんに聞かれても答えられるように押さえておきましょうね。
まず渋沢栄一ですが、日本資本主義の父と言われ、近代経済社会の基礎を築いた実業家です。第一国立銀行をはじめとして東京商工会、帝国ホテル、東洋紡績など500以上の企業に関与しました。すごいですね。
次に津田梅子は、日本初の女子留学生としてアメリカに留学。その後女子英学塾(現津田塾大学)を創設し日本の女子高等教育に大きく貢献しました。
最後に北里柴三郎は、日本の近代医学の父と呼ばれる細菌学者です。破傷風菌の純粋培養に成功し、血清療法の開発、ペスト菌の発見などその功績は数多あります。日本医科大学の創設もしました。
三人とも多くの功績を残したのですね。
まぁ、そうでないとお札の肖像画にはならないでしょうけど、おそらくこれから暫くの間はこれらの新札を使用することになるので覚えておいてくださいね。
ちなみに新札は和様式で日本の伝統文化を表現したデザインなのだそうです。世界最先端の偽造防止技術を採用していて、偽造がより困難になっているそうです。
具体的には見る角度によって肖像が回転する立体的な3Dホログラムや、光に透かすと肖像や文字が浮かび上がるすかしや、拡大鏡で見ると文字や模様が浮かび上がるマイクロ文字を採用しているとのこと。
新紙幣は金融機関窓口で預金を引き出す際に順次入手することができます。
新紙幣発行後も旧紙幣は引き続き流通するので心配はいりませんが、旧紙幣は銀行や郵便局などで新紙幣に交換してくれますよ。