どぉでもいい雑学の時間。-そうめんの食べ頃は製造から2〜3年なんですって-

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近年の夏は毎年うだるような暑い日が続きます。エアコンで冷えた部屋と汗が噴き出すような暑さの外を行ったり来たりすると、からだはだるくなり食欲もなくなってしまいます。

 

そんな時は「そうめん」がいいですよね!でもそうめんってお進物にも多用されるので、頂いたのをうっかり忘れて食品庫に入れっぱなし。片付けをした時に出てきて、「あ〜、もう古くなったから駄目かなぁ」と捨てたりされていませんか?

 

実はそうめんの一番の食べ頃は製造から2〜3年と言われているのですよ。ご存知でしたか?
寒い冬に製麺するそうめんは、気温が低く塩分の少ない製麺が可能で、塩分が少ないと「コシ」が強く質の良いものができるそうです。

 

そのようにして生産されたそうめんは、含有される水分のため高温多湿の梅雨時期を超すことで貯蔵庫の中で一種の高温発酵をするそうです。これをそうめんの「厄」といいます、「厄」済、つまり梅雨時期を超えたそうめんは「コシ」が強く茹でのびしにくい麺になるそうです。

 

では古ければ古いほどいいのかというと、そうでもありません。

古くなったそうめんは「古物(ひねもの)」と呼びます。正確にいうと、今年2度目の梅雨を超す、つまり製造から2年目を迎えるそうめんのことを「古物(ひねもの)」と呼びます。3度目の梅雨を超すものは、「大古物(おおひねもの)」と呼びます。

 

だいたいこのあたりのものが、新物のそうめんにくらべコシが強く茹でのびしにくいことから、一番の食べ頃と言われています。ちょっと意外や意外、目からウロコでした(笑)。

 

では食べ頃まで待つとして、どのように保存しておけばいいのかというと、そうめんは非常に湿気を嫌います。風通しの良い、乾燥した場所で保存してくださいね。

 

またそうめんは他の香りを吸収しやすいので、石鹸や化粧品の近くはNGですよ。最近はレシピサイトを開くと、そうめんのアレンジした食べ方がたくさん載っていますから、色々な食べ方をしてそうめんを楽しんでください(^_^)