家づくりのための豆知識!-“明るい家”-

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『明るい家』のイメージは人それぞれですが、多くは“陽射しが差し込んで明るい”というイメージを思い描いていらっしゃるようです。陽射しが差し込む…光を室内に取り入れるということですが、普通に窓を付ければ解決しそうなこのご要望に、もう少し踏み込んでみると、どのようなことが見えてくるでしょう?色々な側面から考えてみました。

  • 好むと好まざるとにかかわらず、光は必要!

お客様の中には「窓はできるだけ少なく!」というご要望をお持ちの方もいらっしゃいます。とはいえ、窓のない家はありません。それは、「建築基準法」で居室に必要な採光の面積が規定されているからです。「暗く落ち着いた部屋にしたい」と思っても規定の大きさの窓は必要になりますので、別の方法で暗い感じを演出しなくてはならない、ということになります。

  • 条件や暮らし方に合った光の量と取り入れ方

漠然と『明るい家』と言っても、どの場所をどの位、明るくしたいかによって窓の配置や種類、大きさも変わってきます。例えば、“朝日を浴びながら、すっきりと目覚めたい”という要望をお持ちの場合、まず間取りを考える時点で、寝室を東側に配置し、東面に窓を付けるということが考えられます。また、“家の南側が交通量の多い道路になっていて大きな窓を付けにくい”とお悩みの場合、南面には明り取り程度の小さい窓を配置し、思い切って北向きに大きな窓を付けるリビングを計画するのも一考です。北向きの光は南向きの光と違って光が安定していますので、内装材を明るい色にする等の配慮で、充分に『明るい家』のご要望にお応えできると思います。

条件や暮らしに合わせたあなただけの『明るい家』があるのですから。