日本の秋の味覚と言えば「椎茸」や「松茸」が代表的な食材のひとつです。日本では高級な食材とされていて、香り・食感・味を様々な形で私達を魅了してくれる素晴らしいキノコです。
松茸のあの香りの正体は?
さて、松茸のあの独特の香りの元はと言うと、「マツタケオール」や「ケイ皮酸メチル」という成分によるものだそうで、特にケイ皮酸メチルがあの独特の香りを際立たせています。日本人と馴染みの深い大豆に似た香りである点も、私たちがいい香りだと思う理由かもしれません。この香り成分は合成にも成功していて、「マツタケエッセンス」としても売られていますね。「松茸風味」などとうたわれるお吸い物などにも使われている成分です。人工的に香りまで作ってしまうところに、日本人の松茸好きが垣間見られますね。
香りに対する海外の反応は?
でもそんな椎茸と松茸ですが、実は日本以外の国ではめちゃくちゃ嫌われています。理由は簡単。外国人からすると「靴を履き続けたニオイだから」や、「しばらく風呂に入っていないひとの匂いだから」ということのようです。外国人にとってはかなり臭く感じるのでしょうね。ついでに定番ですが、納豆も臭いのせいで海外ではダメなようです。様々な調理方法でお料理され、椎茸や松茸を美味しく食せるのは日本だけなのですねぇ〜。