今年ももう終わりですね。アッというまの一年。
毎年毎年、一年がとても短く感じるようになってきました。
これって「ジャネーの法則」と言って、主観的に記憶される年月の長さは、
子供にはより長く、大人になればなるほどより短く評価される心理学的現象らしいですよ。
また、子供は初めての出来事がたくさんあって毎日が新鮮なので長く感じるそうですが、私たち大人はすでに色々なことを経験済み。
だからちょっとやそっとでは驚かない。
つまり退屈な時間が長いそうで、言い換えれば「今年も代り映えのしない一年だったなぁ」ということなので、これはまずいですね。
来年こそは色々と新しいことにチャレンジして、充実した一年を過ごしたいですね。
さて、12月はただでさえ気忙しいのに年賀状を書かなければいけませんよね。
近年はネットの発達に伴い年賀状年賀状も随分と減っているようです。発行枚数でいうとピークは2003年の44億枚。
対して今年の発行枚数は24億枚。こうしてみるとやはり減っていますね。
そんな年賀状ですが、今まで何気なく普通に書いていたことが実はNGだったり、タブーだったりという事が多々あるようです。
例えば「新年あけましておめでとうございます」、これは「新年」と「あけまして」の意味が重複するので間違いという説があるそうです。
単に「あけましておめでとう」か「新年おめでとう」にするのが無難だそうですよ。
それから「新年」と「あけましておめでとう」の間についつい「、」を書いてしまいがちですが、年賀状で句読点はNG。
年賀状には句読点をつけないのが正式で、改まった形とされているそうです。
それから年賀状には「賀詞」があります。
最初から印刷されていたりするのであまり気に留めないかもしれませんが、「賀詞」は大きく分けて2種類。
漢字のみで構成されたものと、文章としてのものです。
漢字のみは、1文字だと「寿」「賀」。
2文字だと「賀正」「迎春」「新春」「頌春」など。
4文字だと「謹賀新年」「恭賀新年」などでしょうか。
文章としての賀詞は「あけましておめでとうございます」「新春のお慶びを申し上げます」などですね。
1文字や2文字は4文字の省略形なので、上司などの目上の人に使うには失礼にあたるそうです。
また、漢字の賀詞と文章の賀詞の組み合わせも、重複するのでNGだそうです。
最後に気を付けたいのが、「去年は~」という言い回しです。
去年の「去」は忌み言葉なので、年賀状では「旧年」「昨年」と表記しましょう。
他にも「枯れる」「衰える」「破れる」「失う」「倒れる」「滅びる」などは、よほどのことがない限り使うことはないと思いますが、なるべく書かないように気を付けたいですね。
年賀状は、古くから伝えられてきた日本の文化。
ネットが発達して便利になったとはいえ、年に一度のことなので、一枚一枚相手の顔を思い浮かべながら丁寧に書きたいですね。