家づくりを考え始めて最初にぶつかるのが、思うような土地が見つからないということです。
都心部はもちろんですが、土地がふんだんにあるように思える地方都市でも気に入った良い土地はなかなか見つかりません。良いなと思うと高いし、ある程度の広さを求めると利便性を犠牲にしなければいけないし、と言う感じでしょうか。
そんな時、狭小地をうまく活用して三階建てを検討するのも一つの方法です。今回は三階建てを検討する際のポイントを書いてみたいと思います。
まず狭小地に建てる三階建てとなると、心配になるのが地震です。通常地震の揺れは上層階ほど大きな影響を受けます。
また一階部分には、上層階の重量が全てかかるので、一階部分が押しつぶされたような地震被害写真をご覧になったこともあると思います。
ポイントとしては、狭小地であっても地盤のしっかりとした土地を選ぶこと。そして、三階建ての耐震設計に慣れた工務店を選ぶことです。
構造にこだわった工法も各種あるので、しっかりと調べてまずはその工法に精通した工務店に聞いてみましょう。
また、狭小地に三階建てを建てるとなると難しいのが採光や通風です。部屋数を求めるあまり詰め込みすぎると、一階部分は昼間でも全く自然光が入らず真っ暗になってしまいます。
そうならないように吹き抜けを検討したり、窓の取り方を工夫しましょう。天窓を取る方法もありますが、天窓は雨漏りのリスクと背中合わせです。どうしても天窓を設置したい場合は、防水をしっかりしてもらうように気をつけてください。
また、吹き抜けは開口部が大きくなるので、断熱に詳しい工務店にお願いするようにしてください。
それから狭小地だと庭のスペースを取るのが難しくなります。中庭やライトコートを設置したり、屋上庭園を検討するのも一つの方法です。
ただし、屋上の庭園をつくる時は、これまたしっかりと防水処理をしてもらうようにしましょう。長く住むお住まいですから、地盤、構造、断熱、採光、通風、この5つは妥協せずにしっかりと検討するようにしてくだいね(^o^)