家を建てるとき、多くの方は「今の暮らし」に合わせて間取りを考えます。
もちろんそれは大切なことですが、家は10年、20年と家族とともに成長していく場所。将来の変化を見越して計画することが、長く快適に暮らすためのカギになります。
たとえば、今は小さなお子さまがいるご家庭でも、数年後には成長して自分の部屋が必要になるかもしれません。逆に、子どもが独立して部屋が余る時期もやってきます。
そんな時、部屋を仕切ったり、つなげたりできるような柔軟な設計にしておくと、ライフステージの変化に対応しやすくなります。
また、将来的にご両親との同居や在宅ワークの可能性がある場合もあります。1階に一部屋を設けておく、階段の上り下りを減らせるような動線にしておくなど、“もしも”を想定した工夫をしておくと安心です。
さらに、年齢を重ねるとともに生活スタイルも変化します。掃除や洗濯などの家事動線、段差のない設計、手すりの設置スペースなど、将来の暮らしやすさを意識した準備も大切です。
“今のベスト”を詰め込むよりも、“未来も心地よい”間取りを考えること。
そのためには、「この先10年、20年後の自分たちがどんな暮らしをしていたいか」をご家族で話し合ってみてください。想像してみると、今まで気づかなかった優先順位や、必要な空間が見えてくるはずです。
私たちは、お客様の“これから”を一緒に考えながら、変化しても愛着が続く家づくりをお手伝いします。
家は、建てた時が完成ではなく、暮らしながら育てていくもの。その視点を持つことで、何年経っても「この家でよかった」と思える住まいになります。





