1月といえばお正月のイメージが強いですが、実は月の後半にかけても、季節を感じさせる行事や風習がたくさんあります。新しい年の始まりをゆったり味わうために、1月ならではの雑学をのぞいてみましょう。
まず「松の内」。これはお正月飾りを飾っておく期間のことで、年神様をお迎えする大切な期間とされています。地域によって多少の違いはありますが、一般的には1月7日ごろまでと考えられています。
この松の内が明けると、お正月気分から日常へと少しずつ切り替わっていきます。
1月7日には「七草がゆ」を食べる習慣があります。春の七草を使ったこのおかゆは、年末年始のごちそうで疲れた胃腸を休ませる意味があるほか、一年の無病息災を願う行事食でもあります。さっぱりとした味わいが、体にやさしく染みわたります。
また、1月11日ごろに行われる「鏡開き」も、この時期ならではの風習です。お正月に飾った鏡餅を下ろし、木槌などで割って食べることで、年神様の力を分けてもらうと考えられてきました。
「切る」や「割る」といった言葉を避けるのも、日本らしい縁起を大切にする心の表れです。
1月は一年で最も寒い時期のひとつでもあります。二十四節気では「小寒」「大寒」があり、寒さが本格化するころ。昔の人は、寒い時期こそ体を動かしたり、保存食を仕込んだりして、春に向けた準備を進めていました。
お正月が終わっても、1月は新しい年のリズムを整える大切な時間。季節の風習や小さな知恵に目を向けながら、無理のないペースで一年をスタートさせてみてはいかがでしょうか。





