茅の輪くぐりで無病息災。残り半年も元気に過ごそう!

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気がつけばもう6月。季節が移ろうのは早いものですね。

 

さて、久々に暦ネタです。皆さんは、6月の呼び方をいくつ知っていますか?一般的によく知られているのは「水無月」ですね。カレンダーにも書いてありますから。

 

でも、6月は梅雨で雨がたくさん降るのに、なんで水が無い月と言うの?と思われますよね。

 

一説によるとそれまで水のなかった田んぼに田植えのための水を張る時期を意味すると言われているそうです。農耕民族だった日本らしい理由です。

 

また別の説では、「水無月」の「無」は「の」にあたることから、「水の月」が語源だとする説があります。こっちの方が梅雨の時期とマッチするのでしっくりくるような気がします。

 

6月は他にも、弥涼暮月(いすずくれづき)、風待月(かぜまちづき)、建未月(けんびづき)、涼暮月(すずくれづき)、蝉羽月(せみのはつき)、常夏月(とこなつづき)、鳴神月(なるかみづき)、松風月(まつかぜづき)、旦月(たんげつ)、炎陽(えんよう)などの呼び方があります。

 

皆さんはどの呼び方が気に入りましたか?私は、涼暮月や蝉羽月あたりが、風情があっていいなと思いました。念の為読み方をカッコ書きで書いておきましたが、知ってる知らない以前に読めない呼び方もありますね。このあたりが日本語は難しいと言われる所以なのでしょうか。

 

最近は外国人の方を見かけることも多くなり、お店の店員さんをされている外国人の方が上手に日本語を話されるのを聞くと、努力をされたんだなぁと感心してしまいます。私なんか英語を中高大と10年も勉強したのに、全然しゃべれませんから(笑)。

 

6月の行事といえば、衣替えです。皆さんはもうお済みですか?年々暑くなるのが早まっているので、近年は6月1日に衣替えをしていては遅い気がします。

 

4月頃に一時的に高温になった時、天気予報でもう冬物はしまっていただいてもいいですよと言われ、ダウンやコートをクリーニングに出した途端、また寒くなるということがありました。着るものを上手に切り替えていくのって難しいですよねぇ。

 

6月ともなると薄手のカーディガンやコットンセーターくらいを残して、衣替えをしてしまっていいでしょう。衣替えをする時は、カラッとした湿度が低い晴れの日にしましょうね。大切な衣類には防虫剤を入れるのもお忘れないように。

 

そして6月の締めの日、30日は「夏越しの祓」(なつごしのはらえ)です。毎年恒例にされている方もいらっしゃるでしょう。

 

半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事で、代表的なのは茅の輪くぐり(ちのわくぐり)。チガヤや藁で作った大きな輪をくぐって厄除けをします。

 

近所の少し大きめの神社に散歩がてら行ってみてください。茅の輪がおかれているかもしれません。くぐるときの作法は、輪の正面で一礼し、左回り、右回り、左回りの3回、8の字を描くようにくぐってください。各回、くぐる前に一礼、くぐり終わったら一礼するようにしてくださいね。