いやぁ、最近電気代が高い!ついでにガス代も。
今後もこの傾向は続くと思われるので、新築でもリフォームでもやはり省エネは考えておきましょう。
省エネと一口に言っても様々な角度からの取り組みが必要です。
国では省エネ基準を定め、断熱等性能等級4以上、一次エネルギー消費量等級4以上の住宅を省エネ基準適合住宅と呼び、2025年以降はこの基準を満たさない住宅は建てられなくなります。
つまり、これらの基準は今後最低限の基準ということになります。
ではまず断熱について。
床・壁・屋根・窓などの断熱性能を高くし、熱の移動を極力減らすことで、少ないエネルギーで効率よく冷暖房を行えるようにすることです。これを数値で表す代表的な指標は外皮平均熱貫流率UA値で、数字が小さいほど省エネ性能が優れています。
特にサッシは熱損失が大きい部位なので、大手サッシメーカーの製品だけにとらわれず慎重な選択をお勧めします。熱損失が小さい木製でトリプルガラスを組み込みヨーロッパでは当たり前のドレーキップ方式のサッシもありますので。
次に気密です。
家の隙間を通じて空気が出入りすることで熱が室内外に移動し、冷暖房効率を下げてしまいます。かといって一切の空気の出入りを塞ぐと必要な換気量が確保できません。必要な換気量を確保する換気計画と、無駄な空気や熱の移動を減らすことが大切です。
それから住宅設備です。
冷暖房機器や換気設備、照明器具(調光や人感センサー含む)で省エネ効率の高いものを選ぶのはもちろん、エネルギーを創るための太陽光発電(今では40年の長期に渡る出力保証のものもあります)、せっかく創ったエネルギーを貯めておく蓄電池もあればいいですね。
ちなみに4人家族の1日の消費電力は13.5kWhなので、それをクリアできるものが望ましいと思います。
現状だとテスラ社製の蓄電池があります。難しいと思ったらプロである私達にご相談下さい。