家づくりのための豆知識!-能登半島地震をうけて、災害に強い家づくりを考えよう-

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今年は能登半島で地震とそれに伴う津波の災害がありました。今回は、災害に強い家づくりについて考えてみたいと思います。

 

私達が住む日本は地震大国です。台風も多いです。集中豪雨や大雪もあります。これだけのリスクがあるわけですから、まずはどこに家を建てるのかという立地からよく考える必要があります。必ずハザードマップを確認し、リスクの低い土地を選びましょう。

 

また、地盤も重要です。その土地は元々何であったのか。一般的には水田や池や埋立地であったりする場合の土地は決して地盤が頑強ではないケースがあります。

 

そのためには古くからその地域で営んでいて、地域をよく知る住宅会社にあらかじめ相談してみてください。

 

以上を踏まえた上でのお話ですが、最近ではその建物がどれくらいの地震に耐えうるかを「耐震等級」で表しています。数値が大きい方がより耐震性が高いので、住宅会社に必ず確認しましょう。

 

また、構造計算をしているかどうかも重要です。法律上、二階建ての小規模住宅は壁量計算をしていれば足るとされていますが、壁量計算は厳密には構造計算に含まれません。当然、しっかり構造計算をしていた方がいいわけですから、そのあたりも確認するようにしてください。

 

構造計算では地震力はもとり、積雪、風圧なども考慮に入れます。風が強い地域、雪が多い地域などでは、大事な要素になります。

 

家の形状ですが、形状が複雑だと地震の揺れで力が加わった時、どこかに負荷がかかってしまいます。ですから、シンプルな形状が地震に強いと言われています。正方形かつ、総二階で凸凹が少ない形状ですね。

 

それから屋根の形状ですが、屋根にも様々な形状があります。片流れは風圧をダイレクトに受け、雨漏りもしやすいと言われています。一方、切妻や寄棟は、風圧が分散されます。

 

やはり地域の気候をよく知る住宅会社に相談してみてくださいね。